読書日記その1 G・マルケス『エレンディラ』

ちゃんとした文章を読めなくなって久しいので、読書タイムを始めました。 

karasuandusagi.hatenablog.jp

 Fit Boxingが続いてるし読書タイムもできる! と思って始めたんだけど、それからFit Boxingをやらなくなった。まあ、もういいかなって。いう気持ちは。ある。

 

www.chikumashobo.co.jp

 

それでずっと放置していた『エレンディラ』を読んだので、日記程度にメモ。感想文や書評、レビューみたいなのは、いつかかけるようになるといいですね。またいつかちゃんとした文章が書けるようになるといいね。それはまた遠い将来のお話。

 

この本には7つの短編が収録されていて、最初の3つ、すなわち「大きな翼のある、ひどく年取った男」「失われた時の海」「この世でいちばん美しい水死人」は前に読み終わっていた。一番始めの「大きな翼のある〜」が私は好き。

読書タイム始めてから読んだのは、後の4編、「愛の彼方の変わることなき死」「幽霊船の最後の航海」「奇跡の行商人、善人のブラカマン」「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたいひさんの物語」。

 

私はもともとダンセイニ卿が大好き! 幻想的で「えっ?」と思う間に物語が展開してすぐ終わる短編ベースの物語が大好き。そのほかにもレオ・ペルッツブッツァーティなど、全体的に幻想的な物語が好き。

この『エレンディラ』に収録されている物語も同じような幻想的な風味を纏っていて、かなり好みでした……が、女の子が圧力によって体を売ることになるパターンが多くて、それはどうしてもかわいそうで苦手だ。

最後の「無垢なエレンディラ〜」も祖母に従順であるがゆえに逃げられるタイミングも自分から逃してしまうような少女が主人公で、辛かった。自分では祖母を殺せなかったしひどい目にあっても無垢な心を持ち続けていた、けど、他人が殺してくれたら別人のようになってしまった。そんなちょっと空恐ろしい人の変わりようが面白いところなのかもしれないけど、現代の毒親から逃げようみたいなムーブメントを踏まえると、これは脱出できた先の明るいエピソードとして読めるかもしれないね。

毒親というか、これは虐待親ですが。

エレンディラのその後が幸福であったことを願いたい。

 

ちなみに、

togetter.com

わりと最近ホッテントリに入っていた、このエピソードを思い出したよ。

その後幸福になれたからといって、昔の辛い出来事が消えるわけではない。子供が不幸な思いをしている環境が一つでも減り、やがてなくなることを祈ります。

 

あと好きなのは「幽霊船の最後の航海」。

明滅する幽霊船っていうモチーフはとってもロマンがあるよね。それを少年が追い続け、やがて先導し、港に突っ込ませる。そのとき幽霊船はさまよっていた別の次元からこちらの次元に帰ってくる……言葉で表せないくらい好きです。

幽霊船の名前「ハラルクシラグ」は覚えておくと、ファイナルファンタジーの新作を作るときとかに役立ちそう。

 

長い小説はまた読めなくなっちゃいそうだから、短編を中心に読書する練習をしていこうと思いまーす。